大学受験に役立つ効果的な勉強法は？塾選びのポイントや独学・塾なし大学受験の勉強法も

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塾と独学、どちらを選ぶ？それぞれの勉強法を紹介

大学受験には、塾を利用するケースと、独学で取り組むケースの2種類があり、それぞれで勉強法が大きく異なります。

そこで、本特集では、大学受験の効果的な勉強法を、塾を利用する場合、独学・塾なしの場合の2つに分けて解説。まだどちらを選ぶか決めていないという人も、ぜひ本特集を参考にして、自分にあった勉強法を探してみてください。

大学受験の勉強法：塾編 / 独学・塾なし編

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大学受験の勉強法 ≪ 塾編 ≫ 塾を利用する大学受験の長所・短所

塾イメージ大学受験の際に、大部分の学生が利用する塾。その長所は、なんといっても大学受験に特化した授業を受けられる点です。学校の授業は基本的に学習指導要領に沿った内容・ペースで進むため、進みが遅い、内容が浅いなど、大学受験の勉強法としては適していないことも多々あります。その点、塾・予備校では大学受験専門の講師が大学受験で問われる内容にフォーカスして講義を行っており、効果的に受験勉強を進めることが可能です。

また、そのほかの利点として、同世代の学生と競い合う中でモチベーションが高まる、塾生専用の自習室を利用できるなど、大学受験に挑む環境として優れている点も挙げられます。

一方で、金銭面での負担に加え、時間が大きく拘束される点にも注意が必要です。受講する講座の数にもよりますが、夏期講習・冬期講習を含めると、高校3年生の1年間で数十万円の費用が必要に。また、通塾にかかる時間が長くなってしまうと、却って勉強に支障が出てしまう可能性もあります。

長所	短所
志望校別授業など、大学受験に特化した授業を提供専用自習室を利用できるモチベーションを上げやすい疑問点を講師に質問できる	受講料が数十万円かかる通塾に時間がかかる行っているだけで満足してしまうことも

塾選びのポイント

基礎力の有無で塾を選ぶ

大学受験に対応した塾は、講師と生徒の人数の比率に応じて、個別指導塾と集団塾の2つに分けられます。生徒に対し、講師が一対一で教える個人指導塾では、生徒の理解に合わせて授業が進むため、基礎がまだ身についていないという人におすすめです。一方、複数の生徒に1人の講師が教える集団塾は、講師の数を抑えられるため、費用が安く、且つ優秀な講師が集まりやすいのが特徴。ただし、基礎ができていない状態で入塾すると、基礎を身に着ける前に講義がどんどん進んでいってしまう可能性もあります。

基礎ができている人は集団塾、できていない場合は個別指導塾を第一の選択肢に、自分の能力に合った塾を選ぶと良いでしょう。

家や学校、通学経路の近くにある塾を選ぶ

平日高校が終わった後に塾に通う場合、通塾にかかる時間も塾選びの重要なポイント。通塾時間が長くなると、勉強する時間の減少し、生活リズムの乱れ等を引き起こす可能性があります。塾を選ぶ際は、なるべく通塾にかかる時間が短く、負担が少ないところを選びましょう。

利用者のクチコミを調べる

実際に通塾していた人からのクチコミ・評価は大事な情報。すでに塾に通っている同級生や学校の先輩から話を聞くと、その学校から通いやすい塾や評判が良い塾の情報を集めやすいでしょう。

資料を比較し、おおよその通塾費用を把握する

塾選びの際に欠かせないのがそれぞれの塾の資料です。立地条件やクチコミから候補に挙がった塾は、必ず資料請求をおこない、実際に通った場合の費用を試算しましょう。また、通常講習はリーズナブルだが、夏期講習・冬期講習は高めというパターンもあるので、可能であれば通年の費用を算出すると良いでしょう。

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講座は大手予備校に長年務める人気講師が担当しており、その内容は折り紙つき。
受講スケジュールは自分で自由に決めることが出来るため、得意科目は塾で伸ばし、苦手科目は受験サプリを使って自分のペースで克服するという使い方も可能。月額料金は1,058円と非常にリーズナブルで、塾と併用する金銭的負担は最小限に抑えられる。
塾では手が届かない部分のサポートとして、高い効果を発揮するサービスだろう。

塾を利用した効果的な勉強法

自主学習を重視する

塾を利用した勉強法で最も重要なのは、塾で学んだ内容を自分のものとして定着させることです。そのためには、塾で講義を受けた後、学んだことを問題集を通して繰り返し確認する作業が欠かせません。「塾に通っている」というだけで満足せず、塾で学んだ内容を何も見ずに解説できるようになるまで、自主学習を重ねましょう。

講師・指導員（チューター）を最大限利用する

塾のメリットは、大学受験のプロに勉強における疑問点を相談できる点。塾によっては生活面の相談相手として、指導員（チューター）制度を導入しており、勉強のリズムの作り方や集中力を保つ方法など、勉強方法以外の大学受験に関する悩みも相談できます。少しでも悩みがある場合、ためらわずに質問し、最大限に利用すると良いでしょう。

塾生専用の自習室を使う

塾を利用する受験生ならば、塾に備えられている自習室は必ず活用したいお役立ちツールの一つです。塾によって自習室の大きさや設備は異なりますが、静かな環境で長時間利用できる自習室は、受験生の強い味方となるでしょう。

大学受験の勉強法 ≪ 独学・塾なし編 ≫ 独学・塾なし大学受験の長所・短所

塾イメージ塾を利用せず、独学で受験することを選択した場合、学校での勉強と自主学習が大学受験の中で大きなウエイトを占めます。独学・塾なしで受験を目指す場合、自分で勉強のスケジュールを立て、自由に勉強内容・時間を決められる点が最大の長所。例えば、自分がすでに理解できている科目はどんどん先に進み、苦手な科目は時間をかけて基礎から固めていくということができます。

ただし、これは言い換えれば、全てを自分で決めなければいけないということ。自分で立てたスケジュールを確実に実行し、適宜修正を加えていく自己管理能力が問われます。

長所	短所
志望校別授業など、大学受験に特化した授業を提供自分のペースで勉強を進めることができる苦手分野・得意分野に合わせてスケジュールを立てられる通塾と比較して大学受験準備にかかる費用が少ない部活や習い事に打ち込んでいる人にもおすすめ	自己管理能力が必要大学受験が不得手な高校の場合、疑問・相談をぶつける相手がいない

独学・塾なしの効果的な勉強法

自分の得意分野・不得意分野、志望校までの距離を分析する

独学・塾なしの大学受験では、自分で勉強計画を立てるための現状分析が非常に大事。得意分野・不得意分野、志望校合格に必要な力をしっかり分析しましょう。また、自分ではわからない場合、学校の先生に聞く方法も効果的です。

家でできる大学受験支援サービスを利用する

独学の効果的な勉強法としておすすめしたいのが、家でできる大学受験支援サービスを利用する方法。大学受験支援サービスを上手く活用する事で、スケジュールの作成や課題の提出期限の設定など、塾に代わるペースメーカーとして機能させる事も可能です。最近では月額1,100円以下で人気講師の講義が見放題になるサービスなども誕生しており、金銭的な負担が塾と比較して軽い点も大きな特徴です。

独学・塾なしの大学受験で利用したいサービス

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一番の特徴は、月額1,058円というリーズナブルな料金で、人気講師の講義を見放題という点。講座のラインナップは、英語文法、古文、数学ⅠAⅡBなどの受験科目を20～40回程度の講義で解説する「通年講座」、センター試験対策専門の「センター対策講座」、主に難関大学の試験を攻略する志望校対策講座などがあり、受講講座は自分で選択が可能。例えば、英語文法の中でも仮定法が苦手という人はスタンダードレベルの仮定法の講義だけを受けるという使い方も出来る。
また、講座の内容は、大手予備校に長年勤める人気講師が担当しているとあって、面白さ・わかりやすさに定評がある。
独学・塾なしの大学受験を選択している人は要チェックのサービス。

Z会

[おすすめポイント]

東大・京大など超難関大学への合格実績多数
東大コース、医学科コース、難関国公立コースなど、難関大学に特化した講座をメインに用意
新サービス「iPadスタイル」では、解答の採点・添削などのやり取りがスピードアップ。さらにZ会教室の講師陣による講義も閲覧可能（要iPad）

料金	基本料金：1ヶ月2,000円講座料金：本科講座（志望大学別講座）　1講座1ヶ月当たり3,200円（税込）～
講座ラインナップ	・東大コース（11講座）・京大コース（10講座）・医学科コース（5講座）・難関国公立コース（10講座）・早慶コース（9講座）・難関私大コース（8講座） ※それぞれ1講座から受講可能

Z会は難関大学の受験勉強に特化した通信講座。
その特徴は、受講生の応用力を高めるカリキュラム。Z会のテキストはどれも一筋縄ではいかない問題ばかりで、解答を見つけるためには自分でとことん調べる必要があり、その過程で自然と考える力が身についていく。基礎力を身につけ、これから応用に挑むという人に特におすすめできるだろう。
講座のラインナップは、志望校別に分けられており、東大・京大・早慶などの難関大学が並ぶ。
また、Z会は2015年度からiPadを利用したサポートサービス「iPadスタイル」を導入。今までは解答添削のやり取りを郵送で行ってきたが、このiPadスタイルを利用することで、添削の解答を3日以内に得られるようになった。
難関大学を目指している人は、必ずチェックしたい通信サービス。

学校を最大限利用する

独学で勉強をする場合、学校で利用できる受験生に対するサポートの活用が、大学受験成功の大きな鍵を握ります。自習室の利用や参考書の貸し出し、先生への質問など、学校のサポートを最大限活用しましょう。

独学・塾なし仲間を見つけてモチベーションを上げる

大学受験は、「志望校に必ず合格してみせる」というやる気が全ての原動力。塾に通っている場合は、同じ学力・同じ志望校の学生ががんばっている姿を見たときにモチベーションが大きく上がるものですが、独学・塾なしの大学受験では、1人きりで勉強する時間が長く、同年代の学生から刺激を受ける機会があまりありません。クラスや部活などで、同じように独学・塾なしで大学受験をしている人がいる場合は、積極的に交流し、お互い刺激し合える関係を作るよう意識しましょう。