渇き 映画 学割
トップ > みんなの学割 ニュース バックナンバー >9.映画『渇き。』が学割の実施を決定 中島哲也監督の最新作に注目
映画「渇き。」公式サイト
映画『嫌われ松子の一生』や『告白』で有名な監督、中島哲也の最新映画『渇き。』の劇場公開日が、予定よりも1週間早い6月27日に決定しました。合わせて学割も実施され、公開初日から7月8日までの8日間、高校生と大学生は1,000円での鑑賞が可能となります。
『渇き。』は、「このミステリーがすごい」大賞を受賞した『果てしなき渇き』(作/深町秋生)が原作。キャラクターの狂った姿や暴力シーンといった描写の激しさから映像化は不可能と考えられていた本作は、中島監督の手によって、原作を踏襲しつつも新たな世界観を持つ映像作品として生まれ変わりました。出演者は主演の役所広司をはじめ、妻夫木聡、オダギリジョー、中谷美紀と豪華キャストが勢ぞろい。キーパーソンとなる主人公(役所)の娘役・加奈子にはオーディションで抜擢された注目の新人女優・小松菜奈が選ばれ、話題を呼んでいます。
中島監督が「日本映画にかつてないバイオレス・ファンタジー」と語るとおり、本作のストーリーは失踪や暴走、凶器やいじめ・暴力と言った過激なテーマに溢れています。表現の規制が問題化される近年、問題作として教育団体から抗議を受けかねない『渇き。』ですが、普段隠されている現代社会の裏面を辛辣に表現しているとも言えるでしょう。主演の役所広司もインタビューで、「毎日のように凶悪事件のニュースが報じられている今を思えば、この物語はこの国の一部をリアルに描いているのかも知れない、と感じてしまいます。」と述べ、過激ながらも日本の裏社会を暴く本作の面白みを語っています。
複雑な人間関係と壮絶な家族間の争いを大胆に表現した『渇き。』は、多感な時期の学生にこそ観て欲しい映画作品のひとつといえるでしょう。
なお、本作はR15+指定のため、中学生以下は鑑賞できないことに注意。本記事を読んだ高校生・大学生で、本作品に興味を持った人は、学割適用となる6/27〜7/4の間に観にいくとお得に鑑賞できます。
映画公開まで待てない! という人は、原作を読んで物語のあらすじをつかんでおくのもおすすめです。
「果てしなき渇き」原作本 | |
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